仮想通貨SAND(TheSandbox)はステーキングが可能
SAND(TheSandbox、以下SAND)とは、メタバース空間を利用したブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」内で利用可能な仮想通貨(暗号資産)です。
そのThe Sandboxの運営会社は、2021年11月2日に、投資会社のソフトバンクVF(VF=ビジョンファンド)等から、9,300万ドル(約106億円)の資金調達を発表するなど、2021年から注目されているメタバース業界での非常に大きな存在感を持った企業です。なおこの発表が公表されると、一時SANDの価格が急上昇しました。
そんなSANDは、昨今のNFT領域とメタバース領域の両方の観点から注目されているNFT銘柄の1つです。
SANDはTheSandbox内で利用可能なトークン
TheSandboxと似たようなゲームにマイクロソフト社の「マインクラフト」があります。
マインクラフト内ではゲーム内の土地を売買することが可能であり、The Sandbox内でも同様に「LAND」と呼ばれるNFTの特性を持った土地をSANDを使って取引することが可能です。
SANDは元々、PoW(プル―フオブワーク)というコンセンサスアルゴリズムを利用していました。
SANDは、ETHの規格であるERC-20で発行されており、ETH2.0と同様にプルーフオブステークをコンセンサスアルゴリズムとして利用しています。
そのため、The Sandbox内でSANDを使ったステーキングが可能です。
SANDのステーキングの銘柄ペア
The Sandbox内でステーキングする場合は、以下の銘柄でSANDのステーキングが可能です。
- SAND/ETH
- SAND/Polygon
なお、今後はThe SandboxのLAND(SAND/LAND)ペアのステーキングも可能となる予定です。
仮想通貨SANDのステーキングのメリット・デメリット
SANDステーキングのメリット・デメリットは、以下の通りです。
SANDステーキングによるメリット:
- 少額のSANDからでもステーキング可能
- 利回り(APY)の高さ
- コミュニティによる運営の信頼性の高さ
またThe SandboxはBCG(ブロックチェーンゲーム)の中でも非常に知名度が高く、またコミュニティによるネットワークの運営活動も非常に活発です。また運営会社もSoftbankVisionFund等から資金調達を実施するなど、他の銘柄に比べると非常に信頼性が高い環境でステーキングを行うことが可能です。
また、SANDの利回りは、他のステーキング可能な銘柄に比べると比較的高いです。
銘柄 | 平均利回り |
SAND | 約4%~10% |
AVAX | 約8%~12% |
DOT | 約10%~12% |
一方で、利回り(APR)が高いほど、ステーキング資産の変動リスクも高まる点に注意してください。
SANDステーキングによるデメリット:
- 流動性ファーミングのみ可能(The Sandbox内)
- ステーキング資産の変動リスク
The Sandbox内で可能なステーキングは、SANDと同等量のペアの銘柄が必要な流動性(Pool)ステーキングです。例えば、SAND/ETHのペアでステーキングをする場合、1SANDと同等量のETHが必要です。そのため、両方の銘柄を準備する必要があります。
SANDの将来性は非常に高く、今後も価格が上昇する可能性があります。
そのため、早めにSANDをステーキングすることをおススメします。
貨SANDのステーキング利回り(APY)
SANDの平均的なステーキングの利回り(APY:Annual Pear Yield)は、約8%~15%ほどです。
なお、Binanceの定期ステーキングの利回りは、以下の通りです。
Binance の定期ステーキングでは、ロック期間(10日、30日、60日、90日)ごとに利回りが異なります。また、最低ステーキング額は、1SAND(約400円)です。
なお、The Sandboxの流動性ステーキングの利回りは、SAND/ETHが47%となっています。
仮想通貨SANDのステーキング方法は2つある
SANDをステーキングする方法2つあります。
- The Sandbox内で流動性ステーキングをする
- Binanceなどの取引所でステーキングする
The Sandbox内で流動性ステーキングをする(上級~中級者向け)
The Sandboxでステーキングをする場合は、以下の2種類の流動性ステーキングのどちらかを選択します。
それぞれ、UniswapとPolygonネットワークを利用した流動性ステーキングですが、どちらもThe Sandbox内でステーキング可能です。
Binanceなどの取引所でステーキングする(初心者向け)
- メリット:少額でもステーキング可能、バリデーターを選ぶ必要無し、期間ごとにコースの選択が可能
- デメリット:最低ステーキング額有り、自分でやるより比較的利回りが(APY)が低い
Binanceなどの大手仮想通貨取引所も、ステーキングサービスを提供しています。
仮想通貨取引所のステーキング機能は、取引所のアカウントとステーキング銘柄があれば、他に送金作業などもなく簡単にステーキングが始められます。
取引所のステーキングは、取引所を介して間接的にステーキングする仕組みとなっています。そのため、取引所がステーキングの管理をしてくれるので、バリデーターを選ぶ必要がありません。
なお、最低ステーキングが設定されていたり、自分でステーキングする方法に比べると、利回りが低いといったデメリットもあります。
ステーキング初心者なら、まずはBinanceなどのステーキング機能がおススメです。
The Sandbox内で流動性ステーキングのやり方(上級~中級者向け)
The Sandbox内でステーキングする方法は、以下の通りです。
- SANDを購入する
- MetamaskにSANDを送金する
- The Sandboxにログインする
- SANDの半分をETH/PolygonにSwap(交換)する
- LPにステーキングする
SANDを購入する
まずはSANDを購入しましょう。
日本国内の取引所でSANDを購入するなら、DMM Bitcoinがおススメです。
DMM Bitcoinをおススメする理由は、「送金手数料が無料」だからです。
実はCoincheckやbitFlyerで仮想通貨を送金すると、0.005 SANDの送金手数料(約1,500円)が発生します。ところが、DMM Bitcoinなら、SANDの送金手数料は無料です。
取引所 | 送金手数料 |
Coincheck(コインチェック) | 0.005SAND(約1,500円) |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.005SAND(約1,500円) |
DMM Bitcoin | 無料 |
さらに、DMM Bitcoinには買い手と売り手の提示価格がマッチしたところで、売買を成立させる「BitMatch」機能があります。そのため、CoincheckやbitFlyerの販売所よりも安くSANDを購入することも可能です。
SANDのステーキングをするなら、DMM Bitcoinの口座を開設しておきましょう。
MetamaskにSANDを送金する
SANDを購入したら、Metamask(メタマスク)に送金します。
Metamaskは誰でも無料で利用できるブロックチェーンうウォレットです。Chrome拡張機能をインストールすれば簡単に利用できます。
詳しいMetamaskの登録方法は、こちらの記事をご参照ください。
Metamaskへの送金手順は、以下の通りです。
- Metamaskにログインし、宛先アドレスをコピーする
- 送金元の仮想通貨取引所の送金機能を起動し、宛先アドレスを入力する
- 送金申請を行う
送金申請をしてから、約5分後ぐらいに着金します。
なお、送金時には送金アドレスのご入力に注意してください。なぜなら、送金アドレスを誤ったまま送金した場合は、送金額が返ってこない可能性があるからです。そのため、最初は必ず少額をMetamaskに送金し、宛先アドレスが正しいことを確認しましょう。
また、アドレスのコピペが不安な場合は、Metamaskの設定から宛先アドレスのQRコードを表示しアプリで読み込む方法がおススメです。
The Sandboxにログインする
SANDを送金したMetamaskでThe Sandboxにログインします。
The Sandboxを開き、接続するウォレットでMetamaskを選択します。Metamask側でログインを承認すれば、The Sandboxへのログインは完了です。
SANDの半分をETH/PolygonにSwap(交換)する
The Sandboxにログインしたら、メニューバーの「Staking」をタップし、ステーキングするペアを選びます。
ペアを選択したら、保有するSANDの半分をペアの銘柄にSwap(交換)します。Swapする場合は、Add liquidityの下にあるQuickswapをタップし、Uniswap上でSwapを実施します。
LPにステーキングする
Swapが完了し、SANDとペア銘柄の保有量が同等になったら、あとはLPにステーキングするだけです。
ステーキングする量を入力し、Add liquidityをタップすれば、作業完了です。
BinanceでのSANDのステーキングのやり方(初心者向け)
Binanceでのステーキングは、The SandboxのLPステーキングに比べると非常に簡単です。
本記事では、簡単にステーキングを始められる「定期ステーキング」をご紹介します。
必要なのは、BinanceのアカウントとSANDだけです。
BinanceでSANDをステーキングする手順は、以下の通りです。
- 日本の取引所でBTCを購入する
- Binanceに送金する
- BTCをSANDにコンバートする
- Binanceの定期ステーキングを利用する
日本の取引所でBTCを購入する
まずは日本の取引所でBTCを購入します。
Binanceへの送金手数料が発生するので、送金手数料が無料のDMM Bitcoinの利用がおススメです。
Binanceに送金する
購入したBTCをBinanceに送金します。
Binanceの宛先アドレス(もしくはQRコード)を、送金元の取引所に登録し、送金申請を行います。
大体1~5分ほどで、Binanceに着金します。
BTCをSANDにコンバートする
コンバートとは、Binanceのウォレット内で、ある銘柄を別の銘柄に交換する機能です(LPステーキングで使うSwapに近いです)。
アプリのウォレットからコンバート機能を起動し、振替元「BTC」・振替先「SAND」を設定し、コンバートを実行します。
Binanceの定期ステーキングを利用する
SANDが準備できたら、あとはステーキングするだけです。
- メニューバーのを一番下をタップし、ウォレットを起動
- 右上の「収益」をタップ
- 「フレキシブルセービング」横の検索窓にSANDと入力
- ステーキング額を入力し、ステーキング開始
なお、Binanceの定期ステーキングの最低入金額は、1SAND(約400円ほど)です。
Binanceの定期ステーキング報酬の確認方法
Binancアプリ上でステーキング報酬が確認可能です。
定期ステーキングのページを開くと、これまでの累積報酬が表示されます。
仮想通貨SANDのステーキングのまとめ
最後に本記事の要点をまとめます。
- 個人でSANDをステーキングするなら、The Sandboxがおススメ
- 取引所のステーキングならBinanceがおススメ
- ステーキング用のステーキングを購入するなら、送金手数料無料のDMM Bitcoinがおススメ
SANDは、The Sandboxの広がりや、SAND/LANDペアによるステーキングのリリース等、今後も複数のアップデートが予定されているため、価格が上昇する可能性があります。そのめ、今のうちにSANDを購入しステーキングを回すことで、長期的な収益を獲得しましょう。
本サイトはSAND以外の銘柄のステーキング方法をご紹介していますので、ぜひご参照ください。
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